福井宇部生コンクリート株式会社は、質の高い生コンクリートの供給を通じて地域に貢献します。

プレス情報

プレス情報

福井県コンクリート診断士会 設立20周年 盛大に祝う

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

令和5年11月17日

記事抜粋

福井県コンクリート診断士会(山川博樹会長)は13日、設立20周年を祝う記念式典を、盛大に開催した。
 
20年の歩みは、石川裕夏幹事が紹介。全国に先駆けて2004年3月に活動開始。以来、会員の資質向上と、地元自治体への技術支援、他団体とも連携を図ってきた。
 
初代会長(7期14年)の石川裕夏幹事が、研修会を年6,7回開催し、通算134回を数える意義を示した。「質とともに、やはり量が大切。現場見学し、地域の構造物の劣化状況や補修・補強工事に理解を深める。また技術交流会では業務経験を発表し合い、さらに理解を深め広げる」と、好循環を力説。福井士会は17年3月には、福井県道路メンテナンス会議(国交省、福井県など)と道路施設の点検・診断等の支援に関する協定を締結している。

 

ひび割れ抑制目的で20年前に標準化 〜CO2削減効果を検証〜

掲載新聞

コンクリート新聞

掲載日

令和5年9月28日

記事抜粋

福井宇部生コンクリート(南谷哲彦社長)は高炉セメントB種とフライアッシュ(FA)を利用した「福井宇部FBコン」を2003年に標準化し、製造販売してきた。カーボンニュートラル(CN)や脱炭素といった動きがない当時に、同製品を製造・販売に至った経緯や、CNを契機に再び脚光を浴びつつある同製品の今後の展開などについて聞いた。
 
全国的にCNに向けた取り組みが活発化する中、大阪広域生コンクリート協同組合や札幌生コンクリート協同組合では、高炉セメントB種とFAを利用した低炭素型コンクリートの展開を模索している。同社の福井宇部FBコンについても、かつて同製品を使用、技術提案に盛り込んだことがあるゼネコンなどから問い合わせを受けることが多くなってきた。このため、同社も今後、同製品によるCO2の削減効果を検証して再度PRしていく考え。結合材における副産物使用量から換算すると、およそ50%程度のCO2排出量削減効果が見込めるという。

 

毎日の当たり前が高品質を提供 〜福井県コンクリート診断士会が技術交流会開く〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

令和4年8月24日

記事抜粋

福井県コンクリート診断士会(山川博樹会長)は22日、令和4年度の技術交流会を開催した。福井市宝永3丁目の県国際交流会館で。
会員によるコンクリート診断事例の発表で、6人が登壇した。約50人が聴講。山川会長が冒頭挨拶し、会員の熱心な姿勢を、甲子園で白球を追う高校球児に重ねた。
発表1人目の石隅久裕氏は、JISマーク表示認証製品を製造する工場として、スランプ試験や空気量試験などを毎日実施。「毎日の当たり前が大切で、より良い生コンクリートを提供していくことが、各地域におけるコンクリート構造物の長寿命化につながる」と強調。

 

視野と人脈を広げる資格 〜時代の変化を予感〜

掲載新聞

コンクリート新聞

掲載日

令和3年3月25日

記事抜粋

大学でコンクリートなど土木材料学を専門に修め、1970年当時はすでに生コン工場を経営していた。大学で学んだ技術、知識を活かしたいと考えていたが、当時のコンクリートの製造方法は非常に簡易で、管理方法も大雑把だったという。
そんな時代に始まったコンクリート技士制度は大きな時代の変化を予感させたという。「確かな技術による生コンの時代が来ると確信した。自ら資格を取ることで、技術者としてのアピールだけでなく、自社の生コンの品質を向上させ、当社と他社との差別化につながる第一歩になると思い、受験した」。第1回試験合格者という誇りを胸に現在も経営の舵を取る。

 

福井宇部生コンに感謝状 〜IHIインフラ建設 高品質の徹底へ敬意〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

令和2年10月16日

記事抜粋

福井宇部生コンクリート(福井市上森田、南谷哲彦代表取締役)はこのほど、IHIインフラ建設から、感謝状が贈られた。
これは、IHIインフラ建設が元請受注する、大野油坂道路九頭竜川橋上部工事の出来栄えや、品質管理が高く評価され、国土交通省近畿地方整備局主催のコンクリート構造物品質コンテストにおいて、特別優秀賞に輝いた。その功績へ、陰で大きく貢献した、福井宇部生コンクリートにむけ、元請が配慮し、光をあてる形で、深く敬意を表したもの。
福井宇部生コンの大野工場(古川浩平工場長)では、生コンの納入に際し、事前の試験練りや、数多くの品質管理試験を繰り返し、特殊な製造方法も用いた。ICTを駆使した品質管理や、ICT活用のミキサー車の配車管理など、厳重に品質管理を徹底したという。納入期間は、18年6月から、19年12月までの1年半に渡った。

 

高強度コンクリート80Nを取得 〜福井宇部生コンクリートが国交大臣認定〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

令和2年9月9日

記事抜粋

福井宇部生コンクリート(福井市上森田 南谷哲彦代表取締役)はこのほど、国土交通省の大臣認定である「高強度コンクリート80N」を取得した。
この80Nという技術水準は、生コン工場が単独で取得可能なうち、もっとも高いレベル。福井県内では取得第1号。北陸地区においても、3番目の早さ。認定番号は、MCON-4285。同社は、09年に60Nまでの高強度コンクリートの大臣認定を取得。県内の高層マンションなどで供給実績を重ねてきた。
今回の80Nにより、高さ100メートル超の超高層建築物にも供給が可能となった。技術士(建設部門)や、コンクリート診断士などの有資格者数が全国トップクラスを誇る同社。製品の差別化が難しいとされる生コン製造業において、ますます技術力で勝負を。建築設計士や、施主に対してもアピールしたい考え。

 

高強度コンクリ大臣認定 〜福井宇部生コン 県内初80N定〜

掲載新聞

福井新聞

掲載日

令和2年9月11日

記事抜粋

福井宇部生コンクリート(本社福井市上森田5丁目、南谷哲彦社長)が、強度80Nのコンクリート製造の国土交通大臣の認定を得た。同社によると県内初で、高さ100メートル超の超高層建築物にも使用できる高強度。輸送時間が限られているコンクリートは地域ごとに工場が必要で、県内にも80Nのコンクリートが供給可能になった。
認定を受けたのは本社に隣接する福井工場。同社は高強度コンクリートの製造で差別化を図っており、60Nのコンクリートについても、2009年に県内で初めて大臣認定を得た。

 

インフラ長寿命化へ 〜建協・技士会湖南の認定講習会 コンクリ有識者招き議論〜

掲載新聞

滋賀産業新聞

掲載日

令和元年7月3日

記事抜粋

一般社団法人・滋賀県建設業協会湖南支部(猪飼英男支部長)と一般社団法人・滋賀県土木施工管理技士会湖南支部(高橋武宏支部長)は先月28日、CPDS/CPD認定講習会(土木・建築)として、「土木・建築構造物におけるコンクリート長寿命化対策」〜セミナー・フォーラム&パネルディスカッションを開催した。
今回は、コンクリート構造物の老朽化と早期劣化の問題が注目され効率的かつ効果的な維持管理が求められる昨今、コンクリートに関する有識者を招き、コンクリート構造物の品質確保、劣化対策、長寿命化の最新の技術を参加者が学習し、施工管理技術者としての専門性を高め、新しい時代に向けて地域インフラ整備と地域社会に寄与することを目的に、セミナーとフォーラム&パネルディスカッション形式で開催した。

 

5万m3以上の実績誇る 〜ひび割れ対策で技術提案 福井宇部〜

掲載新聞

コンクリート新聞

掲載日

平成31年3月7日

記事抜粋

福井宇部生コンクリート(福井市、南谷哲彦社長)は福井県嶺北地方に4工場(福井、芦原、鯖江、大野)を有している。早くからフライアッシュコンクリートに着目し、4工場合計ですでに5万m3以上出荷するなど、北陸地方では最も高い出荷実績を誇る。
 
同社は04〜06年にかけて行った産学官共同研究事業でフライアッシュとAE剤を使用した「福井宇部FBコン」を開発し、NETIS製品として登録された。
 
今後は北陸新幹線延伸工事の上部工でフライアッシュコンクリートの納入を予定しているほか、国土交通省近畿地方整備局発注工事もフライアッシュコンクリートを増やす方向にある。石川常務取締役は「中部縦貫自動車道工事では1万m3以上出荷した。福井河川国道事務所もフライアッシュコンクリートは認めており、ひび割れ対策で技術提案を増やし、納入実績を増やしたい」と語る。今後も、実際に使用しながらフライアッシュコンクリートを状況に応じて技術的な課題に適応していく必要があるとしている。

 

ミキサー車2台 消火水の搬送力向上 〜福井宇部生コンクリート〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

平成30年8月7日

記事抜粋

福井宇部生コンクリート(南谷哲彦社長)は5日、嶺北消防組合の18年度消防総合訓練に参加し同社芦原工場のコンクリートミキサー車2台が消火水の搬送力向上に貢献した。坂井市三国町の九頭竜浄化センターで。
訓練には地域住民も含め約1000人が参加。同社は街区の火災延焼阻止訓練に参加し、消火用水を積んだミキサー車2台を提供。放水にあわせミキサー車から消火用水を簡易水槽に給水する作業を行った。

 

大規模災害にコンクリートミキサー車も出動 〜坂井市で消防総合訓練〜

放送局

福井放送

放送日

平成30年8月5日

放送内容

コンクリートミキサー車を使った消防訓れが5日、坂井市内で行われ、大地震などで消火用の水の確保が困難な事態に備えました。
訓練は坂井市三国町で行われ、嶺北消防組合の署員や地域住民ら計1000人が参加しました。
大地震の後に大規模な火災が発生したとの想定で行われ、断水によって消火用の水が確保できない事態に備え、水を積んだコンクリートミキサー車4台も出動しました。
ミキサー車には5トンの水を積むことができ、約10分間の放水が対応可能で、新潟県糸魚川市の大規模な火災で威力を発揮していて、消防ではミキサー車の保有業者と応援協定を結ぶ準備も進めています。

 

質疑応答交わし理解進化へ 〜福井県コンクリート診断士会 技術交流会開く〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

平成30年8月3日

記事抜粋

福井宇部生コンクリートの細田氏は、高強度コンクリートの特長点などを県内施工例で紹介。材料(セメント、水、混和剤)検査は生コン製造工場と基本的には変わらず。ただ材料の中でも、品質の変動が大きい骨材は通常よりも入念な検査を行っているとした。

 

福井宇部生コンクリートの細田尚孝氏/高強度コンクリート(大臣認定品)の適用事例
 
普通コンクリートと別次元の工事管理・品質管理を。生コンクリート製造業者の技術能力を要チェック。コンクリート主任技士が何人常駐しているかがカギを握る。

 

JCI神戸大会 〜第25回生コンセミナーから〜 (下)

掲載新聞

セメント新聞

掲載日

平成30年7月23日

記事抜粋

コンクリート工学年次大会2018(神戸)で開催された第25回生コンセミナーの第3部は、日本コンクリート工学会(JCI)が16年度に設置し、今年3月に活動を終えた「イメージアップ広報戦略検討委員会」(委員長・三橋博三元JCI会長)の「製造システムイノベーション戦略WG」(主査・岡本享久立命館大学特任教授)が生コンセミナー部会(部会長・大野義照大阪大学名誉教授)とジョイントして開催。「コンクリートの仕事の未来を創る、未来を変える」をテーマに、生コン業界における職場環境の具体的な改善策や今後のイメージ戦略の方向性などを討論した。
 
話題提供した石川裕夏福井宇部生コンクリート常務取締役は、生コン業界における先進的な取り組みを紹介。
 
事例を取り上げ、「生コン業界の未来に関して、何が正解なのかはわからない。しかし、手をこまねいていては現状はよくならない。われわれ自身が仕事を創り、未来を変えるという発想で、業界にイノベーションを引き起こしていくことが重要だ」と述べた。

 

JCI生コンセミナー (下)

掲載新聞

コンクリート新聞

掲載日

平成30年7月19日

記事抜粋

日本コンクリート工学会(JCI)が4日に開いた生コンセミナーのパネルディスカッションで、「コンクリートの仕事の未来を創る、未来を変える」をテーマに産官学、男女のメンバーで生コン製造業の将来の方向性が議論された。
 
生コン業界にイメージアップについては、立命館大学の岡本享久教授がJCIイメージアップ広報戦略検討委員会の活動を報告したほか、福井宇部生コンクリートの石川裕夏氏が生コン工業組合、協同組合の先進的な取り組み事例を紹介して議論を深めた。
 
石川氏は、生コン業界で女性が働きやすい環境づくりの先進事例として、岡山県の白石建設を紹介した。同社は生コン業界で初めて従業員専用託児所・学童保育施設を開設し、子どもを持つ従業員が業務に集中できる体制を構築している。
これに対して、ダイイチの城井優季氏は「幼い子どもを抱える身として託児所はありがたいシステムだ。地域密着型でブロックごとに託児所があれば男女を問わず利用する従業員はいるのではないか」、大阪広域協組の船尾孝好氏は「社内に保育施設があれば夫婦で家事の分担ができる」と生コン製造者の男女双方から歓迎する意見が出た。

 

生コンの製造 学生興味深々 〜鯖江、企業が見学会〜

掲載新聞

福井新聞

掲載日

平成28年10月26日

記事抜粋

福井宇部生コンクリート(本社福井市上森田5丁目、南谷哲彦社長)は21日、福井工大の学生を招いた生コン製造現場の見学会を、鯖江市の南越工場で開いた。
北陸新幹線延伸に伴う県内工事の本格化を控え、コンクリート社会的役割や品質管理などの製造技術に理解を深めてもらおうと、初めて開いた。同大工学部建築生活環境学科(現建築土木工学科)の25人が参加した。
生コンはセメントや水、砂利といった材料の配合設計を適切に行う技術が求められる。学生たちは吉川昌和工場長らの案内で、遠隔操作によって材料が運ばれる高さ約20メートルのプラント内部を見学。粘土や空気量を確認する試験練りの実演もあり、興味深そうに見入っていた。

 

プロの技に触れ社会的役割を認識 〜福井工大生が参加〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

平成28年10月22日

記事抜粋

福井宇部生コンクリート株式会社(南谷哲彦代表取締役社長)は21日、鯖江市有定町の同社南越工場において、福井工業大学の学生を招き、工場見学会を開催した。
普段目にすることの少ない生コンクリート工場の仕組みや仕事内容の理解を深めることを目的とする。また、県内でまもなく本格化する北陸新幹線のコンクリート工事を前に、コンクリートが果たす社会的役割を認識、技術者の「プロの技」に触れ「仕事の魅力」を知ってもらうためのもの。

 
参加した学生はセメントや水、骨材など多様な材料の配合設計を適切に図るプロの技や、生コンクリートの特性が季節や気象条件によって大きく異なるため、材料の水分量を密に確認することや、厳しい試験により品質管理を適切に行なう必要性などについて熱心に学んでいた。

 

生コンに広がる診断士育成の意義

掲載新聞

コンクリート新聞

掲載日

平成28年7月21日

記事抜粋

石川会長は生コン業界ももっと積極的に診断士の資格取得を目指すべきだと主張する。
会長が所属する福井宇部生コンクリート(福井市、南谷哲彦社長)は、県内に4工場を有し、従業員は約70名だ。そのうち、同社所属の診断士は6名、コンクリート主任技士は13名と資格保有者の育成に力を入れる。この点について石川会長は「生コン業の差別化は難しいが、当社は生コンを製造するだけでなく、その後の責任を負うのも大事だと考えている。そこで、維持管理でコンクリート全般を知ることは、生コン製造業としても有益だ」と話す。
今、傷んでいる構造物を知ることで、今後起こりうるひび割れ予測を行い、そのリスクに対応したコンクリートを提案するのが、生コン業におけるコンクリート診断士の役割という。

 

福井宇部生コンクリート 〜FBコンを実用化 安全、環境、品質を掲げ〜

掲載新聞

コンクリート工業新聞

掲載日

平成25年3月21日

記事抜粋

福井宇部生コンクリート(南谷哲彦社長)は福井県内に福井、南越、芦原の3工場、別会社で大野工場(ユーコン)を有する福井県の有力生コン会社である。また、新技術開発、技術提案、有資格者育成(社外向け講習会を含む)、環境保全への取組み、地域貢献活動など業界・社会の発展に寄与している。
 
有資格者はコンクリート技士12名、主任技士11名、診断士3名。グループ会社で圧送を手掛けているため圧送技能士11名、また一級土木施工管理技士3名、一級建築施工管理技士1名、技術士(建設部門 鋼構造およびコンクリート)等を置いているのは同社ならではの特色。
 
新技術開発では、福井県土木部、福井大学と産学官共同研究により、「ひび割れ低減型コンクリートの研究開発」に取組み、実用化した。これは「福井宇部FBコン」としてNETIS登録済だ。
福井宇部FBコンは生コンプラントで高炉セメントコンクリートにフライアッシュ混和材(内割20%)と特殊AE剤を混和して製造したフライアッシュ混合型高炉セメントコンクリート。温度ひび割れ、乾燥収縮ひび割れの抑制、低炭素型・環境配慮型コンクリートとして環境ラベル(メビウスループ)にも適用している。

 

耐久性の向上へ試験施工 〜フライアッシュコンクリート検討委員会 産学官連携〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

平成25年2月9日

記事抜粋

北陸3県産学官連携のフライアッシュ検討委員会(委員長・鳥居和之金沢大学教授)は7日、同材をコンクリートに混和することでより施工性や耐久性が向上する特性を現場検証しようと坂井市春江町大牧の県道沿いで試験施工を行った。
 
昨年の越前市北町に続く福井県内2か所目で、今回は県道からほ場への昇降路で試された。生コンクリートの性状試験のほか熱特性や収縮特性の把握も実施工レベルで実施。昇降路の一方には従来のコンクリート約8立法メートルを流し込み、もう一方には福井宇部生コンクリート芦原工場からの「フライアッシュ」コンクリート約9立方メートルを施して比較検討。今後4週間ほど養生し、強度など供試体により測定の上、実用化へ向けた貴重な基礎データを収集したい考え。

 

FA高炉混合でひび割れ抑制 〜FBコン 土木で実績重ねる〜

掲載新聞

セメント新聞

掲載日

平成24年11月8日

記事抜粋

福井宇部生コンクリートは北陸電力・敦賀火力発電所で発生するフライアッシュを有効活用したフライアッシュ混合型高炉セメントコンクリート「福井宇部FBコン」を展開している。NETISに登録した技術で、これまでに福井県発注の九頭竜川流域下水道施設や国土交通省福井河川国道事務所発注工事の橋梁下部工などで採用実績がある。
FBコンは敦賀火力発電所で発生したフライアッシュを混和材として高炉セメントの20%を添加し、水和熱の発生を抑えたコンクリート。
温度降下速度が小さいという特性を持ち、従来の高炉セメントを使用したコンクリートに比べてコンクリート内部と表面部の温度差が小さく、温度ひび割れの抑制に効果を発揮する。

 

FAコン標準化進む 〜特性生かした利用検討〜

掲載新聞

コンクリート工業新聞

掲載日

平成24年9月27日

記事抜粋

北陸ではFAコンクリートの実用化が進んでいる。福井宇部生コンクリートは、FAと高炉セメントを使用したコンクリートを「福井宇部FBコン」の名称で展開している。敦賀火力発電所で発生するFAを混和材として、セメント分の20%を置換し、セメント使用量を減らしている。これにより、水和熱を抑制してひび割れ発生リスクを抑制することができる。
FBコンは北陸地区の生コン会社として初めてNETISに登録(登録NO.kk-100017-A)された。7月には環境ラベル(メビウスループマーク)を表示した出荷をスタートした。

 

国交大臣認定の高強度商品 〜福井宇部生コンクリートが県内初〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

平成24年8月31日

記事抜粋

福井宇部生コンクリート(福井市上森田5丁目1105番地の1、南谷哲彦代表取締役社長)はこのほど福井県内で初めて国土交通大臣認定の高強度・高流動コンクリートを納入した。
今コンクリートの適用は福井大学医学部付属病院の病棟新営工事における免震基礎で、国交大臣認定のコンクリート工場単独申請による製造集荷は県内初。免震基礎とは免震建築物において最も重要な接合部で万一、施工不良があった場合、地震時に所定の免震性能が発揮されない恐れも生じる。特に免震基礎とベースプレートの間のコンクリートの品質は極めて重要で、この部分のコンクリートは高強度が必要とされるほか充填性や平滑性といった高流動性、耐久性なども同時に求められる。免震建築物におけるこの極めて重要な部分に同社の製品が県内で初採用となった。特長は高強度を満足するほか高い流動性と材料分離抵抗性により振動や締固めを行わなくても型枠内に充填できる自己充填性を完備。県内ではこれまで、高強度を必要としない一般的な高流動コンクリートが免震基礎に多く適用されてきた。免震基礎における納入実績は県内では同社が最も多く、福井県立病院や民間病院、民間マンションなどで既に多くの実績を上げ、免震基礎のコンクリートについては他社の追随を許さないノウハウと多くの実績を有する。

 

「FBコン」に環境ラベル 〜高速道路工事に出荷〜

掲載新聞

セメント新聞

掲載日

平成24年8月13日

記事抜粋

福井宇部生コンクリート(南谷哲彦社長)は7月26日、高炉スラグB種やフライアッシュ混和材を使用するひび割れ低減コンクリート「福井宇部FBコン」に環境ラベル「メビウスループマーク」を適用して出荷したと発表した。国土交通省発注の高速道路の建設工事で、総量5000〜6000m3を納入する予定。環境ラベルを表示した生コン納入は北陸地区では初と見られる。
福井宇部FBコンは、04〜06年に実施した福井県、福井大学などとの共同研究の成果をベースに、福井宇部生コンとユーコンが共同開発した環境負荷低減型コンクリートで、乾燥収縮ひび割れや温度ひび割れの発生を低減できる長所を持つ。
10年に国交省の新技術情報提供システム(NETIS)にも登録され、これまでに県発注の下水処理施設や国交省発注の橋梁下部工やボックスカルバートなどに採用実績がある。

 

FBコンに環境ラベル 〜北陸地区で初適用〜

掲載新聞

コンクリート工業新聞

掲載日

平成24年8月2日

記事抜粋

福井宇部生コンクリート(南谷哲彦社長)は7月26日、同社が展開するッ環境配慮型ひび割れ低減コンクリート「福井宇部FBコン」に環境ラベル(メビウスループマーク)を表示して出荷を始めた。環境ラベルを表示した生コン工場としては関西宇部・堺工場(大阪府)、三和建業(埼玉県)に続き3例目、北陸地区では初めて。
 
フライアッシュはJIS A 5308(生コンJIS)の追補改正の原案段階では環境ラベルとして適用可能なリサイクル材として認められていなかったが、同社がJISを所轄する経済産業省と意見交換を図ることで認められた。
近年、総合評価方式による入札の普及で「環境配慮」「ひび割れ低減」に関する技術提案の相談が増えている。同社では福井宇部FBコンを環境配慮とひび割れ低減を両立できるコンクリートとして積極的に提案していく考えだ。

 

北陸発 環境ラベルを適用開始 〜「福井宇部FBコン」拡販へ〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

平成24年8月1日

記事抜粋

福井宇部生コンクリート(福井市上森田5-1105-1、南谷哲彦代表取締役)は、コンクリートのひび割れ低減を図る環境配慮型「福井宇部FBコン」を製造・開発し、このほど同製品において北陸地区初の環境ラベル適用を開始した。
この環境ラベル(メビウスループマーク)は国土交通省発注工事を対象に、日本工業規格JISに認定(11年12月追補改正)されたリサイクル材を積極使用するならば納入書などに表示可能で、総合評価方式の入札に際して技術提案に奏功するものと期待される。
 
同社はコンクリート診断士3人、およびコンクリート主任技士10人を擁し、環境配慮型コンクリートの必要性や現場で生じやすいひび割れ原因を熟知して、今後も社会的な期待に応えることができるよう積極的に技術提案していきたい考え。

 

実績重ねるFBコン 〜国交省発注工事に採用〜

掲載新聞

コンクリート工業新聞

掲載日

平成24年7月12日

記事抜粋

福井宇部生コンクリート(南谷哲彦社長)が展開しているフライアッシュ混合型高炉セメントコンクリート「福井宇部FBコン」が国交省福井河川国道事務所発注の工事で採用されるなど実績を積み重ねている。すでにNETIS(国土交通省新技術情報システム、登録No.KK-100017-A)を取得しており、これまでに福井県発注の九頭竜川流域下水道事業の水処理施設などで採用実績がある。
 
今回採用となったのは国土交通省福井河川国道事務所発注の永平寺吉野堺地区地下道設置工事・吉野地区ONランプ橋他下部工事の2箇所で、橋梁下部工やボックスカルバートにFBコンが採用された。打設量は5〜6000m3。NETISに登録されたことで国交省発注の工事でも採用が検討されるようになったという。

 

規格・仕様書改訂に対応 建築知識学ぶ 〜コンクリート技術講習会〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

平成23年11月10日

記事抜粋

建築関連のコンクリート規格・仕様の改訂に伴う新しい建築工事の知識習得へ向けた講習会が9日、サンドーム福井で開催され、行政の発注担当者や設計・施工業者など約120人が参加しその要点を熱心に学んだ。
講師は福井県コンクリート診断士会会長で福井宇部生コンクリート常務の石川裕夏氏が務め、JASS5や公共建築工事標準仕様書の改訂内容から、その重要性などまで分かりやすく紹介。

 

ひび割れ低減コンクリート 〜福井宇部生コンの新商品 国交省認定で県工事に採用〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

平成23年9月12日

記事抜粋

福井宇部生コンクリート(福井市上森田5丁目、南谷哲彦代表取締役)開発の「福井宇部FBコン」が、福井県三国土木事務所発注の九頭竜川流域下水道事業水処理施設第8系列(土木)増設工事において本格採用され、現在打設工が着々と進められている。
その1工事(飛島建設JV)に約5000立法メートル、またその2工事(半澤組)には1000立法メートルを施工。設計は日水コンが担当。
この新商品は04年度から3カ年にわたり福井県と福井大学、同社とユーコンによる産学官連携の共同研究で誕生した。このほど国交省のNETISにも新規登録され、今回お墨付きをもらっての堂々の施工だ。特長はフライアッシュという北陸電力の敦賀火力発電所から排出される石炭灰を有効利用(地産地消)し、ひび割れ低減型コンクリートとして積極的にリサイクル活用する。

 

福井宇部FBコン NETISで採用増 〜副産物で高付加価値化〜

掲載新聞

コンクリート工業新聞

掲載日

平成23年8月4日

記事抜粋

フライアッシュを有効利用してコンクリートのひび割れを抑制――。福井宇部生コンクリートとユーコンが共同開発した「福井宇部FBコン」が着実に実績を伸ばしている。昨年9月には北陸地方の生コン製造会社として初めてNETIS登録された(登録No.KK-100017-A)。東日本大震災の復旧・復興に貢献する技術を集めたNETIS震災復旧・復興支援サイトにも登録されている。
 
福井宇部FBコンは福井県発注の九頭竜川流域下水道事業の水処理施設建設工事にひび割れ対策として使用実績がある。すでに1000m3打設し、今年度は約6000m3の納入が予定されている。NETISに登録されたことで総合評価方式における技術提案に採用されるケースも増えているという。
同社ではフライアッシュの地産地消が可能でかつひび割れを抑制した高品質のコンクリートを実現するFBコンを継続的に展開していく。「副産物の有効利用の取り組みは数多くあるが、有効利用を果たしながら、品質のさらなる向上や付加価値をもたらす技術はなかなかない」(石川裕夏常務取締役)。高度な技術力で付加価値の高い製品を供給し、他社との差別化を図っていく。

 

生コン製造で先進的 〜福井宇部FBコン NETISに登録〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

平成23年8月3日

記事抜粋

福井宇部生コンクリート(南谷哲彦代表取締役)が開発した新商品「福井宇部FBコン」がこのほど国交省NETISに登録された。製品の差別化が難しい生コンクリート製造会社による登録は全国的にも珍しく、さきの東日本大震災の復旧・復興にも資する技術として注目されている。
同社とユーコンの2社で共同開発し、産学官共同研究の成果をベースに、中小企業製品開発等支援事業にも採択され研究開発を進めた。フライアッシュ混和材と特殊混和剤を製造したコンクリートで、従来品と比べ乾燥収縮ひび割れや温度ひび割れの発生を低減し、さらにリサイクル率を高め温室効果ガスの排出削減にも寄与するという。

 

生コン産業の新展開 〜技術の差別化効果も〜

掲載新聞

コンクリート工業新聞

掲載日

平成23年3月31日

記事抜粋

――日常業務の中で診断士資格をどのように活用しているか。
「福井県では業務を行ううえでコンクリート診断士資格を必要とするものがある。橋梁長寿命化修繕計画策定業務ではコンクリート構造物診断技術者として、コンクリート診断士を必須としている。このほかにも橋梁詳細調査業務やトンネル打音検査業務などでもコンクリート診断士の資格が要件化されており、診断士資格が活用できる状況にあるため、資格を保有していることによるメリットや優位性を買う穂できている。また、施工時に初期ひび割れが生じた場合にはコンクリート診断士によるひび割れ診断報告書の提出が義務付けられており、資格保有者は報告書の作成業務を行うことも多い」
 
――生コン製造者が診断士資格を持つことで得られるメリットは。
「コンクリートの耐久性を確保するための視点や維持管理を考慮した視点を生コンの製造技術に生かすことができる。技術的視野も広がるほか、製造時の意識も変わる。自社が出荷する生コンの品質保証にも役立つうえ、生コン購入者である施工者に安心感や信頼をもたらし、他社との技術的な差別化を図ることもできると考えている」

 

NETISに登録 生コン会社では北陸初 〜福井宇部FBコン〜

掲載新聞

セメント新聞

掲載日

平成23年3月14日

記事抜粋

福井宇部生コンクリート(南谷哲彦社長)とグループ会社のユーコン(石川裕夏社長)が共同開発したフライアッシュ混合型高炉セメントコンクリートがこのほど、「福井宇部FBコン」の名称で国土子通称新技術情報提供システム(NETIS)に登録された(KK-100017-A)。温度ひび割れや乾燥収縮ひび割れを低減するコンクリートで、生コン会社によるNETIS登録は珍しく、北筑地方では初。
福井宇部FBコンは、2004〜06年に福井県、福井大学との産学官共同研究事業による研究成果がベース。07年3月には「『フライアッシュ混合型高炉セメントコンクリート』(温度ひび割れ・乾燥収縮ひび割れ低減型コンクリート)配合・製造及び施工指針(案)」として産学官共同研究報告書も発行している。

 

福井宇部のひび割れ低減コンクリート ものづくり補助事業に採択

掲載新聞

セメント新聞

掲載日

平成21年8月24日

記事抜粋

経済産業省中小企業庁と全国中小企業団体中央会は7日、「特定ものづくり基盤技術」に関する「ものづくり補助金」の採択結果を公表、試作開発を行う「試作開発等支援事業」1657件、自ら開発した製品・技術などの実証や性能評価などを公設試験機関などに依頼する「製品実証等支援事業」440件を採択した。このうち福井宇部生コンクリートは「新開発『ひび割れ低減型コンクリート(フライアッシュ混合型高炉セメントコンクリート)』の性能評価」に関して「製品実証等支援事業」に採択された。
ひび割れ低減型コンクリートは高炉セメントにフライアッシュを混和材として添加した生コンを製造し、ひび割れ低減を図るもの。フライアッシュを使用する場合、未燃カーボンの影響が懸念されるが、有機リン酸エステルを主成分とする特殊AE剤を用いることなどで未燃カーボンによる問題を解消している。

 

福井宇部生コン 大臣認定 〜県内初 耐久性優れ需要多く〜

掲載新聞

福井新聞

掲載日

平成21年6月18日

記事抜粋

>生コン製造などの福井宇部生コンクリート(本社福井市上森田5丁目、南谷哲彦社長)は、圧縮強度の高い高強度コンクリート製造に関して国土交通省の大臣認定を県内では初めて取得した。高強度コンクリートは耐久性に優れ、建物に使用すれば柱を細くしたり、柱の間隔を広くすることが可能になり、設計の自由度が高まるメリットがある。
 
コンクリートは砂利、砂、水、セメントを混ぜて固めるが、高強度コンクリートはセメントの配合量を増やす。単にセメントを増量するだけでは粘度が高く施工性が悪くなるため、溶剤を混ぜる。それぞれの配合量や練り具合、品質の均一性などがノウハウとなる。大臣認定を取得した高強度コンクリートでなければ建築物には使用できない。
 
高強度コンクリートのメリットは柱や梁を細くできることで、マンションなど広い部屋の設計を可能にしたり、コンクリート組織が緻密なため、雨水なども浸透しにくく耐久性に優れている。高強度コンクリートを使用しなければならないという基準はなく、価格は普通コンクリートに比べ1.5〜3倍かかるが、耐久性の面などから、全国的には需要は高まっており、基礎部分にだけ使用するなどの利用方法もあるという。

 

福井宇部生コン 県内初取得 〜高強度コンクリートが大臣認定〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

平成21年6月17日

記事抜粋

福井宇部生コンクリート(福井市・南谷哲彦代表取締役)はこのほど、高強度コンクリートの大臣認定(国土交通省)を福井県内で初めて取得、県内でも建築物に高強度コンクリートの使用が可能となった。
大臣認定は単独で取得。北陸地区でも数件の実績しかない。設計基準強度39N/平方ミリ〜60N/平方ミリという通常のJIS規格では対応できない高強度コンクリートでの取得。普通ポルトランドセメントと低熱ポルトランドセメントの2種類を使用し、適宜使い分けることで温度ひび割れや自己収縮ひび割れの発生を抑制することができる。同時に建築物で急速に使用頻度が高まっている「コンクリート充填鋼管構造(CFT)」に対応できる仕様でも大臣認定を受けた。

 

福井宇部ら FAと高炉セメ混合 〜乾燥・温度ひび割れ抑制〜

掲載新聞

コンクリート工業新聞

掲載日

平成19年11月8日

記事抜粋

福井宇部生コンクリートはこのほど、福井大学や北陸電力、福井県建設技術公社らと共同で「フライアッシュ混合型高炉セメントコンクリートの配合・製造および施工指針(案)」を作成した。同公社は二〇〇〇年度から産学官共同研究支援事業を行っており、〇四年から三年間にわたって、共同研究を進めていた。公社がまとめた指針(案)では、フライアッシュ混合型高炉セメントを用いたコンクリートが温度・乾燥収縮ひび割れに有効であることを紹介している。
 
この結果によると、混合型の高炉セメントを用いたコンクリートは、水結合材比や単位水量の設定などの適切な配合設計を行えば、スランプや空気量をJISの規格内に管理でき、必要なワーカビリティーや材料分離抵抗性も得られることが確認された。また、強度発現、静弾性係数、凍結融解作用、塩害、アルカリ骨材反応抑制などは高炉セメントB種を用いたコンクリートとほぼ同等だったほか、温度ひび割れの発生確率や乾燥収縮量も大幅に低減できた。特に水和熱による温度上昇は、初期の膨張値に大きな違いがみられ、混合型の高炉セメントを用いた方が有効だった。

 

福井宇部が研究発表 高炉とフライアッシュでひび割れ抑制 〜ふくい建設技術フォーラム〜

掲載新聞

セメント新聞

掲載日

平成19年10月8日

記事抜粋

福井県建設技術公社は9月26日、福井市のAOSSAで「ふくい建設技術フォーラム」を開催した。同公社が支援した産学官共同研究の成果を発表したもので、福井宇部生コンクリートと福井大学、福井県の「フライアッシュ混合型高炉セメントコンクリート」など6件の研究概要が紹介された。
 
「フライアッシュ混合型高炉セメントコンクリート」は高炉セメントを使用した場合にひび割れが発生する例が多いことから、フライアッシュを生コン工場で混合し、ひび割れ抑制対策を講じるもの。今年3月には公社が『「フライアッシュ混合型高炉セメントコンクリート」(温度ひび割れ・乾燥収縮ひび割れ低減型コンクリート)配合・製造および施工指針(案)』を産学官共同研究報告書として発行している。
石川裕夏福井宇部生コンクリート常務が同コンクリートの概要を説明した。高炉セメントを用いたコンクリートのひび割れを抑制するため、着目したのが明石海峡大橋工事などに適用された3成分系セメント。このセメントは特殊セメントであり、一般の工事に使用するのはむずかしい。そのため、生コン工場で高炉セメントコンクリートにフライアッシュを混和材として混合できないかと考えた。
 
室内試験や福井大学構内でのマスコンクリート試験体による施工実験、さらに04〜06年度に県土木部発注の4件の工事で試験施工を実施。その結果、温度ひび割れ、乾燥収縮ひび割れの抑制効果を確認。暑中期の製造・運搬でも、適切な配合設計、品質管理を行うことでJIS規格を満足できる。

 

コンクリートのひび割れ防止など 〜産学官共同の6研究を発表〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

平成19年9月28日

記事抜粋

福井県建設技術公社は26日、福井市手寄1丁目のアオッサで「ふくい建設技術フォーラム」を開き、産学官による共同研究を紹介した。
フォーラムには土木工事関係者や設計コンサルタントら約80人が参加。
 
石川氏は、ひび割れ低減効果や耐久性などを検証し試験施工を行った結果、三成分系セメントコンクリートと同じ材料構成になり、温度・乾燥収縮によるひび割れは抑制できる可能性があると報告し、参加者を刺激した。

 

適正な空気量など確認 ユーコン(福井) 〜ひび割れ抑える生コンを試験施工〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

平成17年2月10日

記事抜粋

福井県建設技術公社は26日、福井市手寄1丁目のアオッサで「ふくい建設技術フォーラム」を開き、産学官による共同研究を紹介した。
フォーラムには土木工事関係者や設計コンサルタントら約80人が参加。
 
石川氏は、ひび割れ低減効果や耐久性などを検証し試験施工を行った結果、三成分系セメントコンクリートと同じ材料構成になり、温度・乾燥収縮によるひび割れは抑制できる可能性があると報告し、参加者を刺激した。

 

産学官で共同研究 福井宇部生コンら 〜マスコンのひび割れ低減へ〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

平成16年6月21日

記事抜粋

福井宇部生コンクリート(福井市上森田 南谷哲彦代表取締役)と、グループ会社のユーコン(大野市富嶋 南谷義文代表取締役)は、ひび割れを抑える生コンクリートに係る福井大学らとの共同研究を財団法人福井県建設技術公社に申請、このほど今年度の産学官共同研究支援事業として承認された。
同事業で生コンに関するテーマの承認は初めて。発注機関である福井県もこの共同研究に関心を寄せており、外郭団体の同公社が全面的にコーディネートすることになった。

 

県コンクリート診断士会 〜26日、福井で設立総会〜

掲載新聞

福井新聞

掲載日

平成16年3月23日

記事抜粋

二〇〇一年にスタートした資格制度、コンクリート診断士の取得者でつくる県コンクリート診断士会が二十六日、発足する。診断士の資格を広くアピールし、診断業務の受託につなげていく。
同会は、社団法人日本コンクリート工学協会(本部東京)のコンクリート診断士制度の資格取得者で構成する。福井宇部生コンクリート(本社福井市上森田五丁目)の石川裕夏常務を代表に、設計やゼネコン関係の技術者ら四人が発起人となり同日、福井市の県職員会館で設立総会を開く。
診断士制度は、コンクリート剥落事故が相次ぎ、塩害や中性化による劣化が問題となったのを受け、二〇〇一年にスタート。コンクリート構造物の劣化を診断、維持・補修法を提案するもので、県内の登録者は現在十四人。

 

マスコンのひび割れ抑制 北陸発のリサイクル製品 〜廃棄物活用した生コン開発〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

平成15年12月9日

記事抜粋

福井宇部生コンクリート(福井市上森田 南谷哲彦代表取締役)と、グループ会社のユーコン(大野市富嶋 南谷義文代表取締役)は、フライアッシュを高炉セメントに添加したものに特殊混和剤を併用することで、ひび割れを抑える生コンクリートを開発、商品化した。
福井県からリサイクル製品として認定を受けている。生コンでのリサイクル製品は北陸初。
高炉スラグ微粉末と普通ポルトランドセメントから成る高炉セメントに、北陸電力敦賀火力発電所から排出されるフライアッシュ(石炭灰)を加えると、通常マスコンクリートのひび割れ対策に使用されている3成分系セメントコンクリートと同様の仕組みになる。これに特殊な混和剤を併用することでマスコンクリート特有の水和熱上昇と乾燥収縮を低減させ、ひび割れの大幅な抑制効果を引き出すという。