- 掲載紙
- セメント新聞
- 掲載日
- 2007年10月8日
記事抜粋
福井県建設技術公社は9月26日、福井市のAOSSAで「ふくい建設技術フォーラム」を開催した。同公社が支援した産学官共同研究の成果を発表したもので、福井宇部生コンクリートと福井大学、福井県の「フライアッシュ混合型高炉セメントコンクリート」など6件の研究概要が紹介された。
「フライアッシュ混合型高炉セメントコンクリート」は高炉セメントを使用した場合にひび割れが発生する例が多いことから、フライアッシュを生コン工場で混合し、ひび割れ抑制対策を講じるもの。今年3月には公社が『「フライアッシュ混合型高炉セメントコンクリート」(温度ひび割れ・乾燥収縮ひび割れ低減型コンクリート)配合・製造および施工指針(案)』を産学官共同研究報告書として発行している。
石川裕夏福井宇部生コンクリート常務が同コンクリートの概要を説明した。高炉セメントを用いたコンクリートのひび割れを抑制するため、着目したのが明石海峡大橋工事などに適用された3成分系セメント。このセメントは特殊セメントであり、一般の工事に使用するのはむずかしい。そのため、生コン工場で高炉セメントコンクリートにフライアッシュを混和材として混合できないかと考えた。
室内試験や福井大学構内でのマスコンクリート試験体による施工実験、さらに04~06年度に県土木部発注の4件の工事で試験施工を実施。その結果、温度ひび割れ、乾燥収縮ひび割れの抑制効果を確認。暑中期の製造・運搬でも、適切な配合設計、品質管理を行うことでJIS規格を満足できる。